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夢を本に!!⑬

高校生・江口鮎香

が企画提供する 「自分の夢を1冊の本にまとめて話してみる」ワークショップ

夢を本に!!

が、平成30年5月13日(日)に本館で開催されました。

今回の参加者は 20代前半男子 という、これまでとはちょっと違った層が中心。

「就職や就活という現実と、膨らませた人生希望(夢)とのギャップに悩むお年頃の男子」

ですから、これまたいろんな角度から個性・課題などが表出するのかな、と期待していました。

その期待は見事に当たりました。

前回と同様に、模造紙に書きだしていくと、その様相が明らかに。

いやあ、私の20歳時(大学に行こうと決めたとき)と変わらぬ彼らの悩み深き現状。

懐かしくもあり、嬉しくもあり、また何よりも「なんとかしてあげたい」兄貴心が沸々と。笑。

私の場合、幸いなことにこの時期に「圧倒的かつ無慈悲な無力感」を心身に刻み込んでくれる経験がありましたので、そこから「地道に力をつける路線」に転向できました。

いろいろと失敗はあれども、なんとか慎重にここまで事を積み上げてこられたのは、このときの経験と、このときに確信した私をフォローしてくださる方々への信頼から成り立っています。

話を戻しましょう。

そんな彼らが絵本を書くと、これまたストーリーが面白い。

そこでひとつわかったのですが、この企画には大きな矛盾点があるのだということ。

夢を実現するための実践を具体的に表現しないほうが、絵本としては面白い!

「実現しえないような壮大な、それでいて具体的な夢」に向かって、「ボヤっとしたありきたりのストーリー」を組むのが、最も楽しい絵本になっちゃうのだということ。

世にある「夢を育む」系のプログラムやイベントもまた然り、なのですけれども、このワークショップも結局はこの矛盾を超えられない現実があるのだ、ということに気づかされちゃいました。(※)

この課題の解決は次回に持ちこしたいと思います。

 

≪閑話休題≫

まるくん企画主催のアフター交流会では、私が惨敗でした。悔しい!笑

 

(※)理由は2つあります。ひとつは評価の問題で、主催者側の「夢を育む」系のプログラムの成果として望むことが、参加者が「参加前より「夢」が大きなものになること」にあるからです。その結果、参加者の「夢」が現実離れした壮大なものになってしまいがちになります。そこには主催者(大人)側の中央集権感覚に基づく、明確な社会ヒエラルキー意識が内包されているのですが。もうひとつは主催者側の目標設定の問題で、往々にして主催者側は参加者に“現実”を体感させることを嫌がります。それでもその勘違いが参加者側の「生きるモチベーション」「努力するモチベーション」に繋がるのであれば問題ないのですけれども、逆に無気力や虚飾性を助長している事実もあります。「夢を本に!!」では、後者に対する対策は厳密に行ってきたつもりでしたけれども、絵本という特性上、どうしても前者が潰せない。次回に向けて、新しい課題をいただいたような気がします。