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北九州風景街道 子どもウォーキング 【さんぽがーるず】

九州女子大学さんぽがーるず

2年ぶりに 外部からの委託活動 を行いました。

サークル結成当初から一昨年までは、年5回程度 の外部からの委託活動を有償で実施しており、それによって得た潤沢なサークル予算を背景に、自分たちの思うが儘の好き勝手な活動に勤しんでいた彼女たち。

昨年度は彼女たち自身の判断で外部からの委託活動を受けなかったため、今回が久しぶりの有償での外部からの委託活動となりました。

北九州風景街道

国土交通省が主幹し北九州市役所が実施している「道路啓蒙事業」の一環で、具体的には、北九州市内の旧長崎街道(現国道3号線・国道200号線)域の啓蒙を熱心に行っている官民一体の団体です。

今回は、そんな団体が主催する 小学3年生~6年生向けのウォーキングイベント「子どもウォーキング」 の体験プログラムのひとつを、彼女たちが委託され実施することになったのです。

久しぶりの 有償での外部からの委託活動 に対し、彼女たち(特に3年生)がどう反応し行動するのか?

アドバイス(と言いながら、近年はほぼ指導・・笑)する立場の私としては、一番ドキドキするところ。

このサークルの性格上、私がリーダーシップを取ってはいけないわけで、あくまで彼女たちの自主運営が基本で、私は彼女たちから求められなければ何も作用できない不文律があるのだから。(※)

この話が決定的に来た9月の段階で「受ける」と即断した部長・ゆうみが、これをしっかりとサークルメンバーらとともに作り上げていくことができるのか?

彼女たちの自主決断と、委託元から依頼された条件の中での自由な裁量による実施がしっかりできるのか?

有償で受けることの責任感と、それに伴う行動がしっかりと果たせるのか?

これが今回の彼女たちの課題でありました。

10月中旬には詳細が記載された資料も渡し、委託条件も連絡していたのですが・・。

実施日の平成29年11月19日(日)昼。

とりあえずYakataに集合したメンバーたちの話を聞いて、3年生から1年生に、しっかりと目的・活動内容・実施目標などの共有が為されていない様子に、思わずその不安は倍加してしまいました。

とはいえ、今年の1年生は非常に優秀で活力に満ちていて何事にも臨機応変に対応していけるので、きっと何とかなるだろう、と言い聞かせ、会場である春日大社に向かいました。

参加の子どもたちは、前日小倉を出発してから旧長崎街道を中心に歩いて、黒崎に向かっていました。

春日大社では昼食と、さんぽがーるずが提供する 自分だけのオリジナル缶バッジ制作 を楽しむことになっていました。

子どもたちが到着します。

歩き通しであるはずなのに、なぜか元気いっぱい!

「おにぎり弁当」と「官兵衛汁」を平らげて、有り余る体力を境内で発散。

さんぽがーるずのメンバーたちも私も「官兵衛汁」を御馳走になりました。

さて、いよいよ彼女たちの出番です。

昼飯後の机の上を片づけて、缶バッジ制作の準備に取り掛かります。

本当はここで部長・ゆうみあたりがリーダーシップを発揮して、自ら先方と交渉して配置などを指示してくれれば良かったのですが。

いっこうに進みそうになかったので、堪らず私が大部分フォローしてしまったのが、今回私の最大の反省点かな、と思います。

そうして配置が終わって、境内を走り回っていた子どもたちを呼び戻して、さっそく缶バッジ制作に取り掛かります。

「さすがにここの説明は部長・ゆうみにやってもらわねば!」と思い任せましたが、作業終了時間の告知と最終作業工程の説明がいまいちで、子どもたちの質問に都度答えねばならない事態になってしまったのも反省点だったかな、と思います。

従来通り(2年前まで)のさんぽがーるずの委託活動ならば、だいたい3年生が部長を中心に、私を介して委託元と条件等を調整し、その調整が終わった時点からは彼女たち自身で委託元と内容の調整を行っていたものです。

有償での委託活動になるので、委託元への責任から間違いがあってはいけません。

なので当然の準備として事前に会場を確認し、内容・スケジュールをしっかり把握して段取りし、2年生には運営方法や段取りの経過までを理解させつつ、1年生が楽しく活動できるように執念深く下準備していたものです。

こういったことがしっかりできなければ、学校・幼稚園・保育園の先生は務まらない!

そんな危機感が、さんぽがーるず結成の最大の動機であったことは言うまでもありません。

そうした動機・・・向上心のベクトルが今少し出てくれば、将来の目標(夢)に向かって、彼女たちの成長具合も上がっていくのだろうと思いますが・・。

結局のところ、私のアドバイス(指導?)不足には違いないのですが。笑

「子どもたちのオリジナル缶バッジ制作」そのものは大盛況!

子どもたちは、配られた〇用紙内に、色鉛筆やシールなどを活用して、自分の好きなデザインを書き込みます。

そして、それを切り抜いた上で、缶バッジ製作機で缶バッジ化するのです。

子どもたちは限られた時間の中、想像力たくましく自分だけの最高の缶バッジをデザインし、それを次々に服や帽子、リュックなどに取り付けていました。

子どもたちが夢中になりすぎたことと缶バッジ化手順で途中工程に不具合が出たことが影響して、スケジュールをややオーバーしてしまったことを除けば、大きな混乱もなく、素晴らしい時間を提供できたような気がします。

参加した子どもたちが非常に明るく賢い子たちだったことも幸いでしたが、1年生たちの臨機応変の対応力には感心させられました。

1年生たちは子どもたちにアドバイスを出せる最高の位置に陣取り、シールなどを配りながら子どもたちとの交流もしっかりと楽しんでいました。

1年生・ゆうきなんてひとりの子から即席で記述した「ありがとうメッセージ」までもらうほど。

子どもたちの話を聞きつつ的確にアドバイスをし、作業が終わってしまって退屈している子どもの相手もしっかりとこなす。

私は心の中で思わず唸ってしまいました。

もちろん3年生の2人も迫りくる子どもたちに対応しつつ、可能な限り円滑に缶バッジ化作業をこなし、すごく頑張っていましたよ。

ちなみに、私は各テーブルをまわりつつ子どもたちのデザイン相談に乗っていたのですが、ひとりの自称・天才少女から「デザインとはかくあるべし!」という御高説を賜りました。それはちょっとした何気ないことだったのですが、実はたいへん勉強になっちゃいました。

ただ彼女・・・本人にも伝えましたが、自分で「天才」と言わなければいいのにね。笑

缶バッジ制作が終わり、子どもたちは出発準備を整えて境内に整列します。

そして、出発。

私と3年生が子どもたちを見送る傍ら、1年生たちは他の引率者の方と手分けして会場の片づけを率先してこなしておりました。

最初から最後まで1年生には感心させられっぱなしで・・・見事なものでした!

今後の彼女たちの活躍が楽しみで仕方ありません。

代替わりがあるゆえに、毎年性格の異なる 九州女子大学さんぽがーるず の活動状況。

私としては、立ち上げから面倒見ていることでもあるし、こういうサークルの存在は特に九州の大学生にとっては貴重だとも思うので、彼女たちに望まれるうちはアドバイザーの責任を果たす所存です。

アドバイザーたる私の願いは、彼女たちが「自由に思う存分やってみたいことを楽しむ」ことに挑戦していく中で、社会で生きていくために必要なこと・・・責任の取り方、義務と権利の関係、報連相の方法、組織運営のノウハウ、各活動の作り方、経理関係スキル、コミュニケーションの方法など、活動の中で培っていけるものを少しでも習得していってくれること。

彼女たちが大学を卒業して希望の職にありついたとき、「こんなはずではなかった!」と思ってしまう事態を少しでも無くしたい。

毎年個性の異なる彼女たちの今後の活躍と成長に、引き続きご期待くださいね!

 

 

(※)九州女子大学さんぽがーるずは、黒崎まちなか大学のコンセプトを九州女子大学サークル化したものだったので、当初のサークルの活動目的は「自主自営による社会活動」を実践できることに重きを置いておりました。それによって、与えられた環境下では絶対に得られないような経験・スキル・ノウハウ・達成感を獲得することを目標としていたのです。社会で活動するためにはまず社会を知らねばならない。そのために「街を散歩」しながらやりたいことをゆるーく考えようよ!というわけで、「さんぽがーるず」と名付けられたのです。ただ、運営・活動はあくまで彼女たちの自主自営ですから、目的からアドバイザーの選択も含めて彼女たちが自由に選択すれば良いわけで、彼女たちから望まれてもないのに私がそこに介入して指導するということはルール違反に当たるのです。